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【ペンシルパズル】第2回・漢字ナンクロで使用される文字を集計・ランキングしてみた

 

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 お待たせいたしました。待たせすぎたかもしれません。

 

 

第2回・漢字ナンクロランキング

半年ぶりに開催いたします!!

 

 

ちなみに、第1回の記事は↓↓こちら↓↓です。

www.ichirotnk.com

 

 

ルールは極めて単純!

漢字ナンクロ100問に載っている漢字を全て拾い上げて、

その多さを競います!!

 

今回は延べ漢字数5,700以上、エントリー(使用漢字の種類)数は564!

前回を大幅に上回る規模となりました第2回ランキング!!

多くのルーキーが己をアピールする中、前回ランカーはどう立ち向かうのか? 

さて、注目の集計方法は……

 

集計方法

1.ナンクロ問題(解答付き)を探す。

手元にある雑誌の中で、既にナンクロの解答が掲載されているものは以下のとおり。

  • 『クロスワードキング』4・5月号(株式会社イード発行)
  • 『漢字堂』2月号(株式会社マガジンマガジン発行)
  • 『別冊漢字館』vol.76・77(株式会社ワークス発行)
  • 『難問漢字館』vol.15(同上)

 

2.ナンクロ問題を100問まで厳選する。

1.で挙げた冊子の問題全てをデータ入力・集計するとものすごく時間がかかりそうなので、キリのいい100問を抽出。

選ぶ際には、各冊子のカラーや難易度など偏りが出ないよう、各冊子の掲載数の比率および掲載順に配慮しました。

その結果が以下のとおりです。

  • 『クロスワードキング』→掲載された5問全てを抽出
  • 『漢字堂』→掲載された22問全てを抽出
  • 『漢字館』vol.76→「全問正解対象問題」を中心に25問抽出
  • 『漢字館』vol.77→「全問正解対象問題」を中心に26問抽出
  • 『難問漢字館』→奇数番号の問題を22問抽出

 

3.対応表・チェック表の漢字を表計算ソフトへ入力する。

ITスキル高めの方は何かしら効率的なやり方を知ってるかもしれませんが、そのあたり残念なので、ひたすら手入力しました。

タイピングも遅いので、この作業だけで5時間ほどかかっています。

 

4.表計算ソフトへ入力した文字数をカウントし、出現率を計算、降順に並べる。

ITオンチですが「COUNTIF関数」はたまたま知っていたので、ここはサクッと終了。

さてさて……

 

 

 ランキング発表

さてランキングの前に,前座としてブービー賞の発表です。

 

第288位(出現率:2%)

「引」,「雨」,「遠」,「科」,「過」,「格」,「奇」,「牛」,「居」,「協」,「教」,「銀」,「劇」,「券」,「原」,「源」,「降」,「菜」,「算」,「始」,「識」,「邪」,「種」,「秋」,「習」,「衆」,「獣」,「春」,「女」,「職」,「深」,「辛」,「性」,「星」,「席」,「絶」,「川」,「総」,「速」,「対」,「達」,「単」,「注」,「町」,「庭」,「店」,「田」,「登」,「途」,「豆」,「独」,「読」,「熱」,「能」,「配」,「非」,「氷」,「敷」,「腹」,「仏」,「聞」,「別」,「弁」,「保」,「放」,「望」,「北」,「未」,「薬」,「諭」,「予」,「葉」,「陸」,「連」,「晴」,「益」,「都」,「飯」,「館」

 

 

以上79文字です。あータイピング疲れた……。

それでは、ランキング入りのベストテンを第10位から発表していきます。

なお,【 】は前回の比較・順位です。

 

第9位(出現率:80%)

 

」【Down〔8位〕】

」【Up〔17位〕】

 

「学」と「水」が同時にランクイン。

第9位から出現率は既に80%の大台へ突入。

「水」は大幅にランクを上げてベストテン入り。

「行雲流水」や「一衣帯水」などの四字熟語、「○☆○」型の「水道水」などが活躍していました。

 

 

 

第8位(出現率:82%)

 

」【Down〔7位〕】

 

ここで「物」がランクインです。

前回は出現率77%で7位を獲りましたが、今回は82%でも順位を落としています。

今回のランキングがいかに厳しいものかが如実に伺える良い例でしょう。

 

 

 

第7位(出現率:83%)

 

」【Down〔4位〕】

 

前回ベスト5の「生」が陥落。

ただ、相変わらず展開力の高い漢字であるのは変わりません。

今回はタイミングが良くなかったと割り切って、次回に期待したいものです。

次回があるかどうかは分かりませんが……。

 

 

 

第6位(出現率:85%)

 

」【Up〔13位〕】

 

なんと「家」が第6位にランクイン。

個人的にはこの漢字がベストテン入りするとは思っていなかったので、かなり意外でした。

社交家や名文家、書道家など「~家」タイプの熟語が前回よりも多く出題されたことがランクアップの大きな要因と分析しています。

 

ここで第5位の発表へ移る前に、せっかく集計したので惜しくもランク外になった漢字を一部公表します。なお( )内は出現率です。

 

  • 第11位:「国」(76%)
  • 第12位:「心」,「文」(74%)
  • 第14位:「手」(72%)
  • 第15位:「下」,「行」,「日」(71%)
  • 第18位:「会」(68%)
  • 第19位:「事」,「道」(67%)
  • 第21位:「本」(55%)
  • 第22位:「無」(60%)
  • 第23位:「天」(59%)
  • 第24位:「用」(57%)
  • 第25位:「理」(55%)
  • 第26位:「気」(51%)
  • 第27位:「面」(50%)
  • 第28位:「自」,「動」,「不」(48%)

 

 

前回第8位の「国」や10位の「文」、そして第6位の「手」がランク外となりました。

細かいところでは、前回41位の「面」が14位もランクアップ。これには面をくらってしまいました。

それでは、ベスト5の発表です。

 

 

 

第5位(出現率:86%)

 

」【Up〔13位〕】

 

第5位は「中」。第6位の「家」と同じく前回第13位からの大躍進です。「家」はなんとなく上位に食い込んだ理由が分かるのですが,「中」は……中々分かりません。今回のランキングで一番意外な漢字でした。

 

 

 

第4位(出現率:89%)

 

」【Up〔5位〕】

 

前回から一つ昇格して「地」が第4位にランクイン。

母なる大地はやはり磐石です。

 

 

 

第3位(出現率:92%)

 

」【Stay〔3位〕】

 

実をいうと、集計の中途時点では第1位でした。

「今度こそ第1位になるのか?」とわくわくしていましたが、最後に『漢字堂』の出題漢字を入力するとあれよあれよという間に順位を下げて結局前回と同じ結果に。

ひょっとすると『漢字堂』にはあまり「一」を採用していないのかもしれません。

(たまたまの可能性も大いにありえますが。)

 

 

 

第2位(出現率:95%)

 

」【Stay〔2位〕】

 

第2位は「大」。こちらも前回同様、貫禄の順位です。

やはりここまでくると不動の地位を保っていますね。

ということは、第1位は……。

 

 

 

 

 

第1位(出現率:97%)

 

 

 

↓ ↓ ↓

 

 

 

」【Stay〔1位〕】

 

栄えある優勝漢字は「人」。2連覇達成!

出現率も前回を上回る97%。ただただ圧倒されるばかりです。

 

 

 

 

全ての結果が出ました。ある程度順位が入れ替わりましたが、ベスト3は全く変わりません。「人」,「大」,「一」がからむ熟語は網羅して押さえたいところです。

 時間があるときにでも、上3つを含めた熟語の分析でもしてみましょうかね?

 

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。