株式会社ワークスから発行されている、漢字ナンクロの隔月刊誌「難問漢字館」です。かなり手ごわいとの前評判ですが、果たしてどこまでできるものやら……。
冊子全体の内容
◎概略
定価:620円(税込)
発売日:2017年12月1日
懸賞応募締切日:2018年3月18日(最大108日間)
応募方法:郵送のみ
◎問題数:全43問
(内訳)
正統派ナンクロ:19問 ※ リスト付き、かな入りなどを含む。
ホワイトナンクロ:11問 ※ リスト付きなどを含む。
大マス入りナンクロ:8問
しりとり風ナンクロ:2問 ※ リスト付きを含む。
はみ出しナンクロ:2問
スケルトン風ナンクロ:1問
各問題の説明
Q1:リスト付き正統派ナンクロ(出題者:ソレイユ さん)
見開きカラーページに掲載。12月2日が「日本人宇宙飛行記念日」であることにちなんで、リストには「日」「本」「人」「宇」「宙」「飛」「行」の7種類が入っています(これらの漢字が指定のマスにそれぞれ対応しており、パズルを解くヒントになります)。
難易度は誌面に書かれていないのですが、体感的に後述のチャレンジクラス程度かと思われます。
問題サイズ:20×22
チェック表の文字:55種類
所要解答時間:83分
辞書使用回数:0回
寸感:手当たり次第に取り組んでも、時間を浪費するだけだと身にしみて分かりました。
四文字以上で複数の漢字が既に分かっている熟語(「??船??号」、「出?進?」など)や、他に繋がる文字の候補が絞られる特殊な漢字(「?紘??」、「?曜?」、「?療?」など)をすばやく見つけるのがポイントのようです。
Q2:正統派ナンクロ(出題者:カーミラ さん)
チェック表の漢字で「空想」に関する熟語を二つ作ります。難易度はチャレンジクラス(上級)。
問題サイズ:15×15
チェック表の文字:28種類
所要解答時間:22分
辞書使用回数:0回
寸感:Q1と異なり、これは比較的サクサク解けました。やはり「?剋?」や「?晦?」など確定しやすい語句を早期に発見できるかで体感難度が異なってきます。
Q3:正統派ナンクロ(出題者:腹時計 さん)
チェック表の漢字で熟語を三つ作ります。難易度はチャレンジクラス(上級)。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:70種類
所要解答時間:97分
辞書使用回数:1回(「【40】【3】【70】猿」)
寸感:「猿」を含む四字熟語を延々と考えましたが、結局ギブアップ。
「?掛?」や「?庫?」、「【53】世【53】【13】」などの切り口を見つけたところまではよかったのですが……。
Q4:大マス入りナンクロ(出題者:鈴木金魚 さん)
パズルの中心に3×3の大マスが1つあり、隣り合うマスと繋がります。難易度はチャレンジクラス(上級)。
問題サイズ:15×15
チェック表の文字:36種類
所要解答時間:48分
辞書使用回数:4回(「【16】味【23】【20】」、「【19】地【27】」ほか)
寸感:「指ロ形」くらいしか(自身としては)とっかかりが無く、辞書が無ければ手も足も出ない状況でした。
小学生レベルの漢字を組み合わせただけなのに……。
Q5:正統派ナンクロ(出題者:熊野風山 さん)
チェック表の漢字を使って、「こしょこしょ」というワードから連想される熟語を二つ作ります。難易度はチャレンジクラス(上級)。
問題サイズ:15×15
チェック表の文字:33種類
所要解答時間:55分
辞書使用回数:5回(「世【27】【19】【2】」、「長【12】義」ほか)
寸感:「着?楽」と「?進?歩」からスタートしました。同じく「長【12】義」も最初の切り口になりそうだな、と思ったが何もひらめきません。仕方ないので辞書に頼って調べてみると、納得。「長【12】義」の「義」は、むしろ ごんべん が無い方が正式なんですね。ちゃんと覚えておきます。
Q6:大マス入りナンクロ(出題者:ソレイユ さん)
パズルの左上に「午」、右下に「馬」と書かれた3×3の大マスがあります。難易度はチャレンジクラス(上級)。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:62種類
所要解答時間:55分
辞書使用回数:0回
寸感:辞書無しで解けました。(これが本来あるべき姿でしょうけど。)とっかかりは「?蟹??」と「電?音?」。また、前問Q5に登場した「長?義」がQ6にもそのまま登場しています。ちゃんと覚えておいて良かったです。
(Q7以降は「その2」に掲載します。)