予定よりかなり遅れましたが、なんとか解答締め切りまでには間に合いました。
前回分(Q1~Q32)は以下からご覧ください。
Q33:大マス入りナンクロ(出題者:ソレイユ さん)
中央の大マス「少年少女合唱団」はそれぞれどれか一字が当てはまります。誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×24
チェック表の文字:60種類
所要解答時間:11分10秒
辞書使用回数:0回
寸感:比較的簡単な部類に入るでしょう。中央の大マスは無視したほうが素早く解答できます。取っ掛りは「【48】平【39】蒡」や「八【35】歯」など。
Q34:スケルトン風ナンクロ(出題者:松竹梅 さん)
リストに並んだ童謡と縁のある言葉をパズルへ埋めていきます。誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×24
チェック表の文字:53種類
所要解答時間:18分25秒
辞書使用回数:1回
寸感:リストにある野口雨情は『シャボン玉』や『七つの子』、『赤い靴』、『青い眼の人形』などの作詞者、鈴木三重吉は童謡発展のきっかけとなった児童向け雑誌『赤い鳥』の創刊者で「児童文化運動の父」といわれています。その他気にかかった言葉は「不承不承」。意味は分かるのですが、とっさに頭から出てこない四字熟語です。あまり数のない「○☆○☆」パターンでもあるので、これを機にきちんと覚えておきます。
Q35:正統派ナンクロ(出題者:ソレイユ さん)
童謡『朧月夜』の歌詞がボナンザとして出題され、穴あきの漢字がそのままナンクロに導入されます。誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×24
チェック表の文字:64種類
所要解答時間:17分56秒
辞書使用回数:0回
寸感:小学校の音楽の時間を思い出しながら解きました。気にかかった言葉は「不言不語」と「金鳳花(きんぽうげ)」。前者は「不○不☆」パターンの一つですが、大体は「不平不満」や「不眠不休」のパターンが多いので意外にひねり出せませんでした。
Q36:しりとりナンクロ(出題者:腹時計 さん)
誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×22
チェック表の文字:107種類
所要解答時間:16分22秒
辞書使用回数:0回
寸感:チェック文字が多くて怖気付きそうですが、「薄【72】醤【86】」や「【99】愾【46】」、「【89】進【33】歩」といった取っ掛かりも多く、思ったほど難しくない印象でした。
Q37:大マス入りナンクロ(出題者:モルダーX さん)
3×3の大マスが4つ配置されています。誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×24
チェック表の文字:62種類
所要解答時間:14分35秒
辞書使用回数:0回
寸感:とりあえず「鍋」の表出し文字が出たら「土手鍋」と入れると上手くいくことが再確認 できました。気にかかった言葉は「馬車馬」。「○☆○」パターンなので、「馬【?】馬」や「【?】車【? 】」と出た場合でも即対応できるよう覚えておきます。
Q38:大マス入りナンクロ(出題者:熊野風山 さん)
箸休めのためでしょうか、誌面上の難易度は一端「初級」へ戻ります。
問題サイズ:15×15
チェック表の文字:24種類
所要解答時間:2分53秒
辞書使用回数:0回
寸感:特にありません。
Q39:正統派ナンクロ(出題者:シーラカンス さん)
前問に引き続き小さいサイズで、誌面上の難易度は「初級」。
問題サイズ:15×15
チェック表の文字:33種類
所要解答時間:14分40秒
辞書使用回数:1回
寸感:前問とは打って変わっての大ブレーキ。自身のボキャブラリーの貧弱さに泣けてきます。「昔気質」と「一天四海」はきちんと覚えておきましょう。特に前者は熟字訓なのでナンクロでは少し厄介な存在です。
Q40:スケルトン風ナンクロ(出題者:モルダーX さん)
リストに「六歌仙」が載っているので、パズルに当てはめていきます。誌面上の難易度は「中級」。
問題サイズ:20×22
チェック表の文字:59種類
所要解答時間:22分3秒
辞書使用回数:0回
寸感:「【?】釘【?】」は最近ナンクロで良く見かけます。大体は「金釘流」か「折釘流」が入るようです。気にかかった言葉は「黒風白雨」。いわゆる中二病患者が好きそうなオサレな言葉ですが、意味は単に激しい風とにわか雨のことを指し、特段深い意味はないようです。
Q41:正統派ナンクロ(出題者:おはらしょうすけ さん)
ここで誌面上の難易度「中級」が終わり、次問からもうワンランク難しくなります。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:70種類
所要解答時間:17分2秒
辞書使用回数:0回
寸感:「螺【?】【?】」と出てきたら、「螺子(ねじ)~」か「螺旋(らせん)~」のどっちかでほぼ確定みたいです。あとは特段易しくもなく難しくもなく、平均的な「中級」問題だったかと思われます。
Q42:正統派ナンクロ(出題者:モルダーX さん)
ここから4問連続で、誌面上の難易度「上級」に入ります。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:74種類
所要解答時間:68分43秒
辞書使用回数:3回以上
寸感:500マスのパズルに表出し文字が14しかなく、占有率は驚異の3%未満。さすが上級といったところでしょう。気にかかった言葉は「長日月」、「地心地平」、「生臭物」の3つ。最後の「生臭物」は魚介や獣肉などを使った料理のことで、野菜や穀物を主とする「精進物」と対をなしています。……このネタは「ですが問題」に使えそうですね。
Q43:ホワイトナンクロ(出題者:松竹梅 さん)
チェック表に隠れた9個の黒マスも併せて埋めていきます。誌面上の難易度は「上級」。
問題サイズ:20×24
チェック表の文字:79種類(9の黒マスを含む。)
所要解答時間:51分53秒
辞書使用回数:0回
寸感:「【21】麦【21】米【21】卵」や「百【22】夜【31】」といった取っ掛かりがホワイトナンクロにしては多め。「白い悪魔」の襲来に身構えていたのですが、そこまで苦労しませんでした。
Q44:ホワイトナンクロ(出題者:カーミラ さん)
誌面上の難易度は「上級」。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:90種類(15の黒マス含む。)
所要解答時間:187分22秒
辞書使用回数:3回以上
寸感:これは辞書なしではお手上げです。Q42のように表出し文字が極端に少なく15個のみ。これをホワイトでやっちゃダメでしょうに……。仕方がないので推測で文字を埋めてしまうと、本来黒マスを埋める箇所に漢字が入ったり、あるいはその逆だったりしてしまい、この修正に膨大な時間がかかります。
また「手一合」、「一心協力」、「月見月」、「二日心」といった普段聞きなれない言葉も多く、難易度の上昇に拍車をかけています。
Q45:ホワイトナンクロ(出題者:鈴木金魚 さん)
最後のパズルです。誌面上の難易度は「上級」。
問題サイズ:20×22
チェック表の文字:83種類(15の黒マス含む。)
所要解答時間:90分33秒
辞書使用回数:3回以上
寸感:前問ほどの鬼畜さは無く、程よい難しさです。まあ辞書はフル活用しましたが。
気にかかった言葉は「転籍地」と「一壺天」。前者の転籍地は、表出し文字を含めて「【?】籍【?】」と出てきたら「本籍地」しかないだろうとタカをくくった初心者にカウンターパンチの洗礼を浴びせます。後者の「一壺天」は「いっこてん」と読み、別世界・別天地を意味しています。
(解答は6月3日に掲載いたします)