「クロスワードメイト」2018年6月号、ようやく解けました。もう7月号とっくに発売されていますが……。
冊子全体の内容
◎概略
- 定価:490円(税込)
- 発売日:2018年4月27日
- 懸賞応募締切日:2018年7月13日(最大78日間)
- 応募方法:郵送またはWEB
- その他:まんぷくグルメフェア開催中
上記の「まんぷくグルメフェア」は、2018年4~7月号の全パズルメイト誌についている応募券を所定数集めて専用はがきを送ると、抽選で最大3万円相当のチョイスフーズ(全国の特産・名産品のお取り寄せ)が当たるそうです。
◎問題数:全61問
- クロスワード:37問
- アロークロス:5問
- スケルトン:5問
- まちがいさがし:2問
- 写真さがし:2問
- その他(シークワーズ、メイズ、おはなし迷路など):1問ずつ
定番パズルのうち、クロスとアローは問題数が微減しています。イラスト系のまちがいさがしと写真さがしは5ヶ月連続で2問ごとの出題。また、新問題として今回から「ぬり絵パズル」が登場しています。
解答時間と解説
◎Q1~10
解答時間は18分41秒。なかなか好ペースかと。
冒頭のQ1~4はカラーページで、構成はQ1がトリプルパズル(クロス・スケルトン・アローの3種)、Q2が映画をテーマにしたクロス(今回取り上げられたのはピーターラビット)と、前号と変わりまりません。
Q9以降は「花にかこまれた♪クロス特集」として、花にまつわるテーマのパズルが出てきます。
Q5の「雨の日」をテーマにしたクロス(出題:MARIOさん)は、タテ7のキー「むこうみずをこう言う」やタテ21のキー「⇔武人」、ヨコ42のキー「フォンデュ・アルプス」など、なかなか言葉が浮かばずに苦戦します。
Q7のクロス(出題:清水コーイチローさん)もタテ19のキー「バラバラのものを1つにまとめる」やタテ35のキー「収入を得るために働く」、ヨコ42の「それらしく役を演じる」といった、ふわっとした表現のものが少なくないため、単語の特定に時間がかかりました。
◎Q11~20
解答時間は25分39秒。前号とほとんど変わらないタイムです。
上記の「花にかこまれた♪クロス特集」はQ13まで続きます。そのQ13(出題:松川敏浩さん)で出題されるスケルトンのテーマは「世界の国花」。なかなか面白いテーマなので、雑学好きの方は是非是非。
また、問題構成としては、Q14にツメクロス、Q18にメイズといつもの位置取りがなされています。
今回のQ14のツメクロス(出題者:パズル童子さん)は、前回以上に苦戦。「鯛ちり」や「千振」はすぐに思いつかなかったので、最期まで残して消去法で攻めています。
Q16のクロス(出題者:三宅伴下さん)は、ヨコ33のキー「画家が持ち絵を描く」でなぜか「絵の具」と勘違いして大幅なタイムロスに。それ以外にも、「粽」や「眼張」、「湯麺」といった料理というテーマならではの食材に関わる難読単語も飛び出します。
Q20のクロス(出題者:ブックルームさん)は、
タテ3のキー「『医龍』の中で、凄腕の天才外科医・浅田龍太郎を演じた俳優は坂口○○○」や、
ヨコ64のキー「『チーム・バチスタ』の中では官僚、『救命病棟24時』の中では政治家を演じた○○○○トオル」
などから分かるとおりテーマは 「医療ドラマ」。
ただし、ドラマ関連以外のキーも曲者が多く、タテ36のキー「運命の流れ」やヨコ40のキー「仕事のとりはこび」など、言葉の候補が多いものが目立ちます。
◎Q21~30
解答時間は25分1秒。
前号と同様、約半分がクロスワード、もう半分がその他のパズルといった問題構成です。
Q25のクロス(出題者:コガマチさん)は、ヨコ7のキー「希望をかなえるための手がかり」やヨコ42のキー「腕前」といった、正解にかなり遠い連想を強いられるものや説明不足なものが二重マスに絡んでいるため、正攻法ではかなりしんどいパズル。
Q30のスケルトン(出題者:松川敏浩さん)は、二重マスとは関係のない箇所をひたすら埋めていたため、かなりのタイムロス。
テーマは「ドライカレー」や「ジャストミート」などといった和製語で、先の「世界の国花」と同様、雑学好きにはグッとくるお題です。
◎Q31~40
解答時間は39分39秒。このあたりから前号との差が広がり、雲行きが怪しくなってきます。
Q33はジャンボサイズのクロス、Q34はホワイトクロスワード、Q35は矢印なしアローといつも通りの常連さんがお待ちかね。
一方Q37からは絵パズルの特集で、今号のテーマは「おさかな天国」。
水族館や熱帯魚、釣りといった魚関連のまちがいさがしやシルエットパズルなどが出題されます。
今号のジャンボクロス(出題者:三宅伴下さん)はいつも以上の難度。
タテ103のキー「わき」やヨコ693のキー「のばら」といった簡潔すぎるものや、タテ355のキー「十干の6番目」やヨコ789のキー「右近の○○○○」といった知識を問うてくるものがうじゃうじゃ書かれています。
その中にタテ51のキー「スコップが話す?」なんておやじギャグが入っていて肩透かしを食らうことも。
絵パズルでてこずったのは、冒頭で少し触れたQ37のぬり絵パズル(出題者: 松川敏浩さん )。
やること自体は極めて簡単(「鰆」の読みがなが書かれた枠内を塗りつぶす)なのですが、該当枠を塗りつぶすのにかなりの時間がかかります。
問題の性質上、あまり丁寧に塗らなくても答えが想像できるので、次回は必要最低限となるような手抜きで取り組みましょうかね。次回があるのかは不明ですが。
◎Q41~50
解答時間は34分6秒。ここで完全にブレーキがかかります。
Q41までは上記の絵パズル特集が続き、以降はクロスに加えてシークワーズや漢字ピースクロスといった変り種も出題されます。
さて、その漢字ピースクロスのQ43(出題者: 松川敏浩さん)ですが、時間のかかるパズル。
左上と右下に既出の文字をたよりにパズル周辺を埋めた後、ピースをいくつか組み合わせた塊を作ってパズルのスペースにあてはめる方法を攻めましたが、それでも所要タイムは10分以上。
こちらの漢字ピースのパズルは四半期に1回ほどのペースで出題されるので、次に出たときにはリベンジしたいですね。
Q20のテーマが医療ドラマなら、Q48(出題者:結城靖高さん)のクロステーマは「刑事ドラマ」。
タテ31のキー「『戦力外捜査官』で海月千波を演じた武井○○」や
タテ53のキー「『ハンチョウ』で安積班を率いた係長は○○○○蔵之介」、
ヨコ27のキー「『ストロベリーナイト』で姫川玲子を演じた○○○○結子」など
関連するキーが散りばめられており、刑事ドラマ好きにはかなり有利な展開が見込めそうです。
◎Q51~61
解答時間は28分26秒。
Q55からラストまでカラーページが登場し、てんつなぎや写真さがしといった絵パズルが中心の布陣です。
そのようなカラーページのうちQ56のクロス(出題者:三宅伴下さん)のテーマは「天ぷら」。
タテ31のキー「占地」やヨコ57のキー「梭子魚」といった読み問題をはじめ、タテ17のキー「天ぷらと一緒に食べない方がいいのかな」といった食べ合わせや、タテ45のキー「マツバウド」の意味を答えさせる問題など、雑学系のキーが目立ちます。
また、意外と厄介だったパズルがQ58(出題者:太田きょうこさん)のまちがいさがし。
色々な丼のタネにばかり気をとられてしまい、肝心の丼そのものから目を離してしまうというトラップ?に見事ひっかかりました。
◎総括
全61問の解答時間は2時間51分32秒。前号より17分ほどオーバー。
スケルトンのパズル数は前号と同じだったものの、他に時間のかかるパズル(ぬり絵パズル、漢字ピースクロスなど)が多くて手こずった点が最も大きな要因でしょう。
特にまちがいさがしは、間違いに気づけなかったら永遠に終わらないので、いったんハマるとえらいことになります。
まあ、他の問題も総じて前号よりタイムロスが多かったのも否めませんが。
しかしながら「メイト」は、細かなパズル変更はあるものの大きな問題の枠組みが変更されることはないようです。
そのおかげで、上記のような前号との比較も容易に可能となっています。ほとんど変化がない「ランド」と、しばしば新傾向のパズルが入れ替わる「キング」の間に位置する、ちょうど良い安定性があるといえるでしょう。
以上です。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
解答速報は7月14日に掲載予定です。