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【ペンシルパズル】クロスワードメイト〔2018年7月号〕を解いてみた

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 「クロスワードメイト」2018年7月号の解説、始めていきたいと思います。

 

冊子全体の内容

◎概略

  • 定価:490円(税込)
  • 発売日:2018年5月26日
  • 懸賞応募締切日:2018年8月13日(最大80日間)
  • 応募方法:郵送またはWEB
  • その他:まんぷくグルメフェア開催中

 上記の「まんぷくグルメフェア」は、2018年4~7月号の全パズルメイト誌についている応募券を所定数集めて専用はがきを送ると、抽選で最大3万円相当のチョイスフーズ(全国の特産・名産品のお取り寄せ)が当たるそうです。

 

◎問題数:全61問

  • クロスワード:37問 
  • アロークロス:7問
  • スケルトン:7問
  • まちがいさがし:3問
  • その他(ツメクロス、シルエットパズル、おはなし迷路など):1問ずつ

 アロークロスとスケルトンは前号から2問ずつ増加。まちがいさがしも2問から3問の出題に。

今回は目立った新問はありませんが、4月号から登場しているシルエットクイズが4連続で登場し、定番化しつつあります。

 

 解答時間と解説

◎Q1~10

解答時間は21分15秒。

冒頭のQ1~4はカラーページで、Q1がクロス、スケルトン、アローのトリプルパズルなのもいつもどおり。Q9からは「ファンタジーの世界へようこそ!クロス特集」。神話や空想動物、ファンタジー小説などを題材にしたパズルが登場します。

Q2の映画『ハン・ソロ』をテーマにしたクロス(出題者:コガマチさん)は、キーが少々難。

タテ31のキー「魚へんに單と書く海のギャング」やヨコ4のキー「1年間の費用」、ヨコ10のキー「水鳥の羽毛」など、「何だっけ?」と躊躇するものが登場します。分からない場合は、他の『ハン・ソロ』関連のキーから取り組んで外堀を埋めていきましょう。

Q4のクロス(出題:結城靖高さん)は、個人的に苦手なキーが多いパズル。

タテ11のキー「パイ生地にフルーツなどを盛るスイーツ」や、ヨコ39の「フルーツでも作れる、香辛料入りの液に漬け込んだ料理」など、言われれば分かるけどキー内容からなかなかひねり出せなく苦労しました。

Q5のクロス(出題:MARIOさん)は、タテのキーに決め手にかけるものが多いため、ヨコのキーから攻めると多少解きやすいと思われます。

 

◎Q11~20

解答時間は32分42秒。

上記の「ファンタジーの世界へようこそ!クロス特集」はQ13まで続きます。

その後の問題構成は、Q14にツメクロス、Q18にメイズといつもの位置取りがなされています。

そして今回のQ14のツメクロス(出題者:パズル童子さん)は、10分以上も時間を食ってしまうという前回以上の大失敗。

丸髷(まるまげ)なんて言葉、知りませんよ……。

 

◎Q21~30

解答時間は24分23秒。

前号と同様、約半分がクロスワード、もう半分がスケルトンやおはなし迷路といったその他のパズルが登場です。

少々厄介なのがQ25のクロスワード(出題者:パズル童子さん)。

タテ50のキー「うらぶれた感のある”町外れ”」やヨコ43のキー「ポスト」など一筋縄ではいかないものが比較的多く、二重マスを直接埋めにくいためやきもきしてしまうかもしれません。

 

◎Q31~40

解答時間は27分49秒。

Q33はジャンボサイズのクロス、Q34はホワイトクロスワード、Q35は矢印なしアローといつも通りの常連さんがお待ちしています。

Q37からの絵パズルの特集もいつもどおりの布陣。今号のテーマは「ダンスダンスダンス」。ミスチル? 世界のダンスや盆踊りなどに関連したまちがいさがしなどが出題されます。

さて上記のQ35(出題者:麻田剛立さん)も少し慣れてきました。今回も(ギリギリですが)3分台をキープできたので、今後も維持していきたいですね。

Q37以降の絵パズルは総じて若干易しめです。

Q38のまちがいさがし(出題者:タカハシユリさん)とQ39のさがし絵パズル(出題者:ちょこちっぷさん)の問題で細やかな視点が必要な場面がありますが、それ以外の箇所は気持ちよくサクサク解けるはずです。

 

◎Q41~50

解答時間は29分57秒。

Q41までは上記の絵パズル特集。Q42以降はクロス以外にスケルトンやシークワーズなどの定番パズルも登場します。

Q42のパズル(出題者:コガマチさん)は9×9と小さいクロスワードながら地味に厄介。

ヨコ10のキー「長方形のこと」やヨコ20のキー「土地の面積の単位」など、普通は思いつかない単語を指定するものや、いくらでも候補が出てくるためなかなか指定できないものが目立ちます。

おとなしく分かるところから埋めていくという正攻法を取るべきでしょう。

Q49のクロス(出題者:清水コーイチローさん)も、9×9のミニサイズながらすぐに攻略はできない曲者。

二重マスDでクロスするタテ19のキー「自転車のタイヤにエアを注入する道具」を「エアポンプ」とありえないミスを犯しタイムロス。

残りのクロスするヨコ27のキー「地中から湧き出ているお湯」も難語でひねり出せず、かなりあせりました。タテ19のキーは5文字の単語ですが、皆さんはすんなり分かりますよね?

 

◎Q51~61

解答時間は29分57秒。

ミニサイズのパズルが多くなってきます。またQ55からラストまでカラーページが登場。

Q60の写真さがし(出題者:ももさぶろうさん)のテーマは「ビールに枝豆」で、チンカチンカのひゃっこいルービーが視覚に訴えてきました。完答後にスーパーへ走ったのは言うまでもありません。

しかしながら最後のQ61のクロス(出題者:パズル童子さん)がその足を阻みます。

二重マスCで交わるタテ22のキー「まえもって立ち会いを見とどけておくこと」とヨコ34のキー「歌舞伎の開場を知らせるために夜明けに打つ大太鼓」がなかなかひねり出せず厄介です。後者は知っていればすぐに埋められるのですが……俺にそのような雅な知識はありません。

 

◎総括

全61問の解答時間は2時間34分57秒。前号より17分ほど短縮。

前号の問題配置は時間のかかるパズル数が多かったのですが、今回は通常どおり。また、今回は大きなタイムロスをしたパズルはほとんど無かったことも前号より時間短縮できた要因でしょう。

まだ断定はできませんが、メイト1冊あたりの解答時間は2時間40分前後と考えています。

もう少しサンプルが欲しいので、次号以降も問題配置に大きな変更がないことを来週27日まで祈ることにいたします。

 

 

 

以上です。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

解答速報は8月14日に掲載予定です。