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【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年1月号〕を解いてみた(その2)

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前回に引き続き、「クロスワードキング」〔2018年1月号〕のQ7から説明していきます。

(前回(Q1~6)の記事はコチラ↓)

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Q7:クロスワード(出題者:パステル さん)

キーのメインテーマは「魚」です。誌面上の難易度は、5段階で「2」。

問題サイズ:14×14

所要解答時間:6分

辞書使用回数:0回

寸感:ヨコのキー5「冬が旬の顔が怖い魚」は、思わず「うまい」と思いました。単純に辞書を引いただけでは分からないヒントの書き方に、出題者さんのセンスを感じます。

 

Q8:クロスワード(出題者:庄田雄二 さん)

キーのヒントが少し特殊。ヒント中に書かれたウソ(誤字)を見つけて、正しい言葉に直したものがキーとなります。誌面上の難易度は、5段階で「2」。

例:「私は彼の意見には軟体だ」→軟体(ナンタイ)ではなく反対(ハンタイ)なので、クロスワードのキーに「ハンタイ」と記入

問題サイズ:14×14

所要解答時間:3分

辞書使用回数:0回

寸感:これは辞書が使えないクロスの一つ。この系統で難易度が高い問題は、解ける自信がありません。

 

Q9:ボナンザグラム(出題者:ナミちゃん さん)

マラソンをテーマにしたボナンザグラム。誌面上の難易度は、5段階で「1」。ちなみに「ボナンザグラム」ってなんぞや? という方は以下に参考記事を書きましたので、ご覧くださいませ。

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問題サイズ:本文は空欄マスを含めて約380文字、対応表の文字は26種類

所要解答時間:22分

辞書使用回数:0回

寸感:「~は禁物だ」や「~を新調しよう」といった、「~」の候補がぎゅっと絞られるフレーズになかなか気づけず、無駄な時間をとられました。サンプラザ中野くんのバンドから一瞬で8文字分の答えが埋まった時は、「楽勝!」とたかをくくりましたが、そこまで甘くはなかったようです。

 

Q10:クロスワード(出題者:町田裕 さん)

パズルの網目マスをつなげると冬に使うアイテムが3点浮かび上がります。さらにパズルの二重マスをつなげると防寒具に関する質問文が完成するので、候補となる3点のアイテムから答えを選ぶ、二段構えの問題です。誌面上の難易度は、5段階で「1」。

問題サイズ:10×10

所要解答時間:2分

辞書使用回数:0回

寸感:二重マスさえ完成すれば、網目マスの全てに文字をいれなくても類推で答えが定まりました。

 

Q11:クロスワード(出題者:浅野久美 さん)

テーマは特に無し。とてもベーシックなクロスワードです。誌面上の難易度は、5段階で「1」。

問題サイズ:14×14

所要解答時間:2分

辞書使用回数:0回

寸感:素直なキーの書き方が多く、大手新聞社の日曜版に載っているクロスワードを解いているような気分になりました。ひねった問題も好きですが、このようなタイプのパズルに出会うと、ほっとします。

 

Q12:クロスワード(出題者:がじゅ丸 さん)

3つのヒントから、マスに入る言葉を連想していくタイプのキーです。

例:糸、八本足、巣 → 糸を出し巣を作る八本足の生物は蜘蛛なので、「クモ」と記入

パズルの網目マスに文字を全て入れるとこれも3つのヒントになって、これらのヒントから連想される昔話が最終的な答えになります。誌面上の難易度は、5段階で「1」。

問題サイズ:7×7・7×7

所要解答時間:2分

辞書使用回数:0回

寸感:個人的に一番難しかったキーは「清水、三年、オランダ」でした。他のワードから副次的に答えが分かったので結果オーライではありますが。

 

Q13:クロスワード(出題者:本間正夫 さん)

昭和時代の家電をテーマにしています。誌面上の難易度は、5段階で「2」。

問題サイズ:13×13

所要解答時間:2分

辞書使用回数:0回

寸感:キーのヒントが丁寧で、古物家電の意外な発見ができました。これらのキーが解答に繋がる二重マスの部分にもう少し関わってくれれば、より楽しめたように感じます。

 

Q14・15:アナグラム(出題者:朱里 さん)

 ひらがなのアナグラムを歴史上の人物に並び替えて漢字に直すパズルです。

例:「たりごかさもいう」→「さいごうたかもり」→「西郷隆盛」

誌面上の難易度はQ14・15どちらも、5段階で「1」。

問題サイズ:4つのアナグラム(Q14・Q15共)

所要解答時間:Q14→3分、Q15→2分

辞書使用回数:0回(Q14・Q15共)

寸感:アナグラムを人名に直すところまではわりと簡単ですが、ひらがなを漢字に変換する段階で「あれ? この人の名字に使われるのって『井』・『伊』どっちだっけ?」と迷います。出題者さんの思惑に、見事にはまりました。 

 

Q16:ナンクロ(出題者:清水コーイチロー さん)

カナを入れるタイプのナンクロ。既に3文字分のカナが入っている上、パズルに入る単語の一部がリスト化されているので、通常のナンクロよりも易しめです。誌面上の難易度は、5段階で「2」。

問題サイズ:14×14、対応表の文字は21種類

所要解答時間:12分

辞書使用回数:0回

寸感:リスト化された以外の言葉も簡単なものが多数を占めています。俺みたいな初心者にも易しく解けるように配慮してくれたのでしょう。テーマとなっている「おでん」と同様、出題者さんの「あたたかさ」が感じられました。

 

(Q17以降は「その3」に掲載します。)