「クロスワードキング」2018年2月号、ようやく最終回に突入します。前回までの記事は以下リンク先をご覧ください。
・その1(Q1~11):【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年2月号〕を解いてみた(その1) - 紙のみぞ知る
・その2(Q12~22):【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年2月号〕を解いてみた(その2) - 紙のみぞ知る
・その3(Q23~33):【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年2月号〕を解いてみた(その3) - 紙のみぞ知る
・その4(Q34~44):【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年2月号〕を解いてみた(その4) - 紙のみぞ知る
・その5(Q45~56):【ペンシルパズル】クロスワードキング〔2018年2月号〕を解いてみた(その5) - 紙のみぞ知る
各問題の説明
Q57:ナンクロ(出題者:町田裕 さん)
ミニサイズの漢字ナンクロです。誌面上の難易度は、5段階で「3」。
問題サイズ:9×10
所要解答時間:40秒
辞書使用回数:0回
寸感:解答欄は「【12】」、「【1】」、「【9】」の三つなので、「飛【1】機」→「年【2】【1】事」→「【2】納【4】」→「【12】【4】飛【9】」が最短ルートかと思われます。
Q58:クロスワード(出題者:ちみきよし さん)
カナではなくアルファベットを入れて英単語を作ります。誌面上の難易度は、5段階で「2」。
問題サイズ:5×5
所要解答時間:1分10秒
辞書使用回数:0回
寸感:とある本(以下)で読みましたが、英単語を使うクロスワード本家の国では、アメリカ式とイギリス式の二種類あるそうですね。
前者のキーは辞書的な定義を出すストレートなものやジョークが利いたものが大部分なのに対して、後者は謎かけタイプのもの(アナグラム、隠し言葉など)が散見されているそうです。具体例を本書から引用してみます。
- ストレートタイプ:Tokyo, once(アルファベット3文字)
- ジョークタイプ:HIJKLMNO(アルファベット5文字)
- 謎かけタイプ:Broken case for heros(アルファベット4文字)
「ジョーク」や「謎かけ」タイプは、一筋縄では解けないですね……。なお解答は全て本書の中に掲載されています。
Q59:クロスワード(出題者:本間正夫 さん)
お正月の遊びをテーマにしたクロスです。誌面上の難易度は、5段階で「2」。
問題サイズ:13×13
所要解答時間:3分10秒
辞書使用回数:0回
寸感:ヨコ27のキー「ゲバラや毛沢東といえば?」で少し迷いましたが、あとは比較的素直なキーばかりという印象です。
Q60:ナンクロ(出題者:大屋徳敬 さん)
スケルトン風のカナを入れるナンクロです。全ての単語が五文字に統一されています。誌面上の難易度は、5段階で「3」。
問題サイズ:20×25(単語数は74種類)
所要解答時間:7分10秒
辞書使用回数:0回
寸感:「【22】【27】【6】【25】【17】」(労働歌の一つで、消防出初め式で披露されることも)や「【4】【23】【17】【2】【20】」(指を一度はじく程度のわずかな時間で、「いちだんし」とも)など難度の高い言葉もありますが、他は聞いたことのあるものばかりです。
Q61:クロスワード(出題者:町田裕 さん)
料理や食べ物に関する「音」がテーマになっているパズルです。誌面上の難易度は、5段階で「2」。
問題サイズ:14×14
所要解答時間:3分30秒
寸感:タテ28のキーについて、いまさらですが「近江牛」は「おうみうし」が正式な読み方なのだそうです。「おうみぎゅう」でも間違いではないそうですが。ちなみに「松阪牛」は「まつさかうし」、米沢牛は「よねざわぎゅう」、「神戸牛」は「こうべぎゅう」……。紛らわしいので、どちらでも許容されているのであれば「うし」か「ぎゅう」のどちらか全国で統一して欲しいところです。
Q62:漢字折れ(出題者:前島奬太 さん)
ルールの詳細は、以下のニコリ様ウェブページへ一任いたします。
今回のパズルはカナではなく、漢字を入れて解いていきます。誌面上の難易度は、5段階で「2」。
問題サイズ:10×10(リストの四字熟語:30種類)
所要解答時間:6分50秒
寸感:「南山不落」の意味は不勉強ゆえ知りませんでした。ただ「難攻不落」と同じ意味なら、こちらさえ知っていれば生活するうえで何の問題も無いように思われます。
Q63:クロスワード(出題者:浅野久美 さん)
ページ上半分のイラストがパズルを解くヒントになります。テーマは「パン屋さん」。誌面上の難易度は、5段階で「1」。
問題サイズ:7×7
所要解答時間:30秒
辞書使用回数:0回
寸感:子どもの頃からパンは月に1、2回しか食べなかったので、正直パン屋になじみがありません。学生時代、知人と近所のパン屋へ行ったとき「トングって誰?」と尋ねて「人じゃねえよ!」とツッコまれたことがあります。
Q64:スケルトン(出題者:タケル さん)
鍋料理に関するワードが目白押し。また一部に鍋料理のイラストがあり、こちらはアローパズル形式で答えていきます。誌面上の難易度は、5段階で「1」。
問題サイズ:14×14
所要解答時間:2分
辞書使用回数:0回
寸感:闇鍋には食べられるものを入れましょう。大昔、ピンポン玉を食べて窒息しかけた俺からのお願いです。本当に危ないので、闇鍋には食べられるものを入れましょう。大事なことなので二回言いました。
Q65:クロスワード(出題者:マジックスタジオ さん)
各キーが絵文字になっているので、何を表しているかを考えて、答えを埋めていきます。誌面上の難易度は、5段階で「1」。
問題サイズ:8×8
所要解答時間:1分
辞書使用回数:0回
寸感:ヨコ12のキーで、下半分の箇所に「絵」の文字が描かれただけのイラストは正直言って難しかったです。シンプルは強敵だ。
Q66:クロスワード(出題者:朱里 さん)
一つのマスに「カツ」や「タイ」が入るクロスワードです。誌面上の難易度は、5段階で「1」。
問題サイズ:(10×10)×2個
所要解答時間:合計3分
辞書使用回数:0回
寸感:一マスに複数文字入る可能性を残すこの手のタイプは、文字数が確定しないので少々厄介。今回のパズルはキーの説明が易しかったため苦労はしませんでしたが、作りようによってはいくらでも難しくすることができそうです。
(解答速報は、2月18日に掲載予定です。)