『漢字堂』4月号、ようやく7割弱解けました。
前回掲載分は以下をご覧ください。
各問題の説明
Q20:ナンクロ(出題者:MRIO さん)
古典文学を二つ答えます。誌面上の難易度は5段階で「3」。
問題サイズ:20×25
チェック表の文字:55種類
所要解答時間:2分30秒
辞書使用回数:0回
寸感:びっくりするぐらい早く解けました。「【37】【42】【42】士」で【37】、「【50】昇【1】向」で【1】、「【22】曜【24】」→「【21】【24】料【22】」で【22】、「【22】満【5】」で【5】、「【41】【3】留【3】」で【41】と、解答する7文字のうち5文字は漢字ナンクロに慣れた方ならすぐにピンとくるでしょう。後の2文字はヒントの古典文学から類推して確認作業をこなせばフィニッシュです。
Q24:ジグザグクロス(出題者:松川敏浩 さん)
誌面上の難易度は5段階で「2」。
問題サイズ:15×15
リストの単語:62種類
所要解答時間:33分20秒
寸感:ジグザグクロスはやっぱり時間かかります。気になった言葉は「田園文学」。田舎の牧歌的な暮らしを理想化して描かれた文学作品のことで、別名「パストラル文学」というそうです。まあ都会の暮らしも田舎の暮らしも、どちらも一長一短ではありますが。
Q26:ナンクロ(出題者:松川敏浩 さん)
イラストを見ながら「~師」という職業名を答えると、ヒントの文字が出てきます。誌面上の難易度は5段階で「3」。
問題サイズ:20×22
チェック表の文字:49種類
所要解答時間:20分
辞書使用回数:0回
寸感:異様に勘が冴えませんでした。そこまで難しくはないのですが……。気になった単語は「種畜牧場」。十勝や岩手、岡崎、熊本など、全国10箇所に点在する牛や馬などの家畜を増殖するための牧場で、2018年現在は独法化された福島にある家畜改良センターを本所として組織化されています。
Q27:難読漢字のしりとり迷路(出題者:西和子 さん)
難読単語を読み、しりとりしてたどり着くゴールに何が書かれているかを答えます。今回のテーマは植物で、誌面上の難易度は5段階で「3」。
迷路の単語数:49種類
所要解答時間:4分
辞書使用回数:3回以上
寸感:完敗です。ここまで読めない単語があるとは……。修行が足りませんね。以下、読めなかった単語を並べていきます。萍、虎杖、蓴菜、紫雲英、糸遊、三椏。あなたはいくつ読めましたか?
Q31:スケルトン(出題者:渡辺誠一 さん)
「西郷どん」をテーマにした巨大なスケルトンです。誌面上の難易度は5段階で「3」。
問題サイズ:25×45
リストの単語数:205種類
所要解答時間:33分
寸感:全部埋めるには膨大な時間がかかりそうだったので、答えのキー文字を一つ入れたら残りの答えは類推して、候補の文字がリストの単語に含まれていないか探しにいく方法をとっています。「【K】【L】【M】【N】」以外はわりとすんなり推理できると思われます。
Q34:ナンクロ(出題者:伊達浩 さん)
スケルトン風のナンクロです。誌面上の難易度は5段階で「3」。
問題サイズ:20×25(最大)
チェック表の文字:58種類
所要解答時間:6分30秒
辞書使用回数:0回
寸感:通常のスケルトンとは違って、スケルトン風のナンクロは埋める箇所が少なく楽でいいですね。逆に言うと単語の接続数が相対的に少なくなるのでかなりしんどくなる場合も若干ありますが。「【48】鏑【44】」や「【44】酔【31】」、「【18】【10】【16】欒」など、展開力が小さい表出し漢字がちょこちょこ出ているので、まずはこのあたりから埋めていくのがセオリーかと思われます。
(「後編」は5月5日に掲載予定です。)