前回の記事「クロスワードってなんだ?その1」では、ルールのおさらいとキーの種類を見ていきました。
もはや知らない人はいないと言われるクロスワードですが、日本に初めて紹介されたのは、今から100年近く前の大正14(1925)年。ちょうどラジオ放送が始まった年ですね。
当時は「クロスワード」ではなく、「嵌め字」や「十字語判断」、「あや言葉」などと和訳されていたそうです。
では、前回記事の予告どおり、日本最古のクロスワード掲載しますので、ぜひ解いてみてください。
(旧字体のうちの一部を新字体へ変換しています。)
新知識遊戯『嵌め字』
クロス・ワード・パヅルの新題
(『サンデー毎日 大正14年3月8号』より)
タテ16やヨコ11に見られる換言タイプや、タテ3、ヨコ1、ヨコ14など複数の候補があるキーは後回しにして、タテ15やヨコ5など、現在でも十分意味が通じるものから埋めていきましょう。
(↓↓↓以下、答えです↓↓↓)
答え:
どうでしたか?
記念すべき日本初のクロスワードの最初のキーが「臭い屁をする動物」とは、なかなかパンチが効いていましたが……。
さて、最後に引用元の紹介です。
以前もどこかで紹介したことがありますが、再掲。
日本のものだけでなく、クロスワード発祥の地アメリカからパズルの歴史を紐解き、また英語版クロスワードのキーの種類を詳しく解説しています。
特に海外版のキーは日本にはない種類の逆さ読み、アナグラム、シャレード等々ユニークなものが多く驚かされましたので、興味のある方はぜひご一読ください。
以上です。
お付き合いいただきありがとうございました。